ヨーロッパで働く看護師の年収相場

アメリカの看護師は日本円にして年収1000万円を越えるケースもあるといわれ、日本に比べてかなり恵まれた環境だといいます。日本の看護師の年収相場は先進国の中では低めと言われており、アメリカだけでなくヨーロッパ諸国と比較しても弾く水準にある、とのイメージがもたれています。

しかし実際には必ずしもそうとはいかない面もあるようです。たとえばイギリスの看護師の平均年収は350万〜450万円程度といわれており、日本の約470万円に比べてかなり低い水準にあります。大きな理由のひとつがボーナスの習慣がないこと。日本のように業績に関係なくボーナスを支給するといった概念がないのです。このイギリスと日本の年収相場の格差はちょうどボーナスを差し引いた分と同じ程度の水準となります。

この点はイギリスだけでなく他のヨーロッパ諸国でも共通しているといわれており、北欧やドイツといった国ではイギリスに比べると若干恵まれているものの、日本と同程度かやや高いレベルくらいの年収相場に留まっています。ヨーロッパの看護師は日本に比べて恵まれた環境にある、というイメージは実態とは少々距離のあるもののようです。

年収相場以上に問題となっているのが就業環境です。2014年の2月に少しショッキングな論文が発表され話題となりました。これはヨーロッパ9ヵ国を対象とした調査で、看護師の過剰労働が患者の死亡率に大きな影響を及ぼすことを明らかにしています。この論文によると患者の死亡リスクは看護師ひとり当たりが担当する患者数が1人増えるごとに7パーセントも増加する調査結果が出ています。

日本でも看護師の過剰労働が大きな問題となっています。夜勤の後そのまま日勤を担当するといったかなり無理なシフトを敷いている医療機関も少なくなく、その結果看護師の集中力の低下などによるミスのリスク増大が指摘されているのです。看護師の人手不足が深刻化すればそれだけひとり当たりの患者数が増加することになりますから、日本でもこの論文と同じような状況が起こっている可能性は十分にあります。

こうして見ると看護師の人手不足は日本だけの問題ではなく広くヨーロッパ各地で信仰していること、そしてヨーロッパの看護師はボーナスがない分日本の看護師よりも年収の面で厳しい環境に晒されていることが窺えます。イギリスでは給料があまり高くない一方待遇面がよいとも言われていますが、それもあまり鵜呑みにしない方がよいのかもしれません。いずれにしろ、看護師の厳しい就業環境は日本だけに限られた話ではない、ということだけは間違いないでしょう。

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